RaySheetアップデート:フローの実行など(2021年6月)

皆さん、こんにちは。6月9日にRaySheetをアップデートしました。本記事では、アップデート内容を2つピックアップして解説します。
なお、アップデートの全容はこちらの資料でご案内しています。

RaySheetからフローを実行!見積作成がグッと効率的に

今回大きなトピックとして挙げたいのが、フローについてです。

RaySheetでは、「カスタムアクション」という機能を使ってRaySheet上からフローの実行が行えます。これまでは、フローのURLやパラメータの設定を行う必要があり、少し複雑でした。

今回のアップデート以降は、より簡単に設定が行えるよう新たに機能追加をしています。
利用シーンを含めた機能の特徴を改めてお伝えできればと思います。

フローはSalesforceの機能で、ノーコードで独自のプロセス処理を作成できるものです。

例)
ユーザーがレコードを保存した後にフロー実行用のボタンをクリックしたとします。
その操作をきっかけとして、他のオブジェクトのレコードを更新/新規追加などができます。

商談に紐づく見積の作成を行う

見積作成業務を例にお話します。
商談のレコード情報を元に見積用のレコードを新規追加するようフローを作成しておきます。

そして、「RaySheetでの操作をきっかけに作成したフローを実行できる」というのが、ここでの最大のポイントです。RaySheetからで実行できるので、一覧上でレコードページを遷移せずに複数のレコードを処理できるメリットがあります。

また、単なるコピーの作成ではなく、特定のレコードを選んで実行できるのもポイントです。動画で実際の操作をご覧ください。

こちらはオンラインデモを公開しています。実際の操作も併せてお試しください。
https://go.raykit.grapecity.com/raysheet-demo-sales-quotation

フローの概要

ここからは、どのような仕組みで見積を作成したのか解説していきます。
実際にレコード作成を行っているのはフローの役割で、このようなフローを作成しています。

フロー内で行っている処理

・商談のフェーズを「見積書作成」に変更
・見積レコードを作成
・商談商品で選択した情報を元に見積明細レコードを作成

Salesforceで設定したフロー

RaySheetの設定

動画でお見せした画面は、2種類のビューをRaySheet Pageで組み合わせて表示しているものでした。
今回は、商談商品の情報も含めた形で見積を作成したいので、赤枠内の商談商品を表示しているエリアでフローの設定を行います。(設定はRaySheetアプリで行う)

RaySheetのビュー構成

関連オブジェクトで[高度なデザイン]-[アクション]の順に設定を開き、フローの設定を行います。

フローの設定

こちらがフロー呼び出しの設定画面です。予め作成しておいたフローの選択と、フロー変数の設定をします。RaySheetで選択したレコードのIDをパラメーターとしてフローに渡してます。

フロー変数の設定

新たな機能によって利便性も向上しています。ヘルプで詳しくご確認ください。
https://docs.raykit.grapecity.com/raysheet/ja/howto/create_view/add_flow_action/

列ヘッダが柔軟に作成できるように

列ヘッダの設定がさらに柔軟に行えるようになりました。
参照関係のある親オブジェクトの項目は、これまでもヘッダーを作成することができました。今回新たに、参照関係のない項目であってもヘッダが作成できるようになりました。

利便性も向上しておりまして、多段構成で作成可能です。

ヘッダの詳細はこちらでご確認ください。
https://docs.raykit.grapecity.com/raysheet/ja/howto/create_view/grouping_header/column_header_setting_screen/

RaySheetをもっと知る

こちらのページでは、RaySheetの活用コンテンツを公開しています。RaySheetについてもう少し知りたいという方はご覧ください。
https://raykit.grapecity.com/support/

>AppExchangeアプリ「RayKit(レイキット)」

AppExchangeアプリ「RayKit(レイキット)」

RayKitはSalesforceの入力に関する操作性や機能を拡張する製品です。ブログではSalesforceの活用の幅を広げたい方やExcelライクにSalesforceをされたい方に役立つさまざまな情報をお届けします。

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